「板倉は2部には良すぎる」 W杯後の“サムライブルーDFリーダー”へ来季にかかる期待

シャルケで評価を伸ばす板倉 photo/Getty Images

来季こそ5大リーグの1部で見たい

来季こそは5大リーグの1部で見られるだろうか。今季着実に評価を上げているのがシャルケに所属する日本代表DF板倉滉だ。

マンチェスター・シティからのレンタルでシャルケに加わった25歳の板倉は、主にセンターバックとしてチームに貢献。シャルケといえば過去には内田篤人も在籍したドイツの有力クラブであり、本来は2部にいるべきクラブではない。1シーズンでの昇格が期待されており、板倉はそのミッションのキーマンの1人となっている。

守備だけでなく、19日のハノーファー戦では得点まで記録。今季は2部で3得点を挙げており、独『WAZ』は板倉について「2部には良すぎる」と評価する。
シャルケでは板倉より後輩のマリック・チャウ(20)も若きセンターバックとして世界から注目を集めており、ステップアップの時は近いとされている。板倉も25歳という年齢を考えると、そろそろ5大リーグの1部でプレイしたい。

今季シャルケの一員として1部昇格を決められるのがベストな選択肢で、来季ドイツ1部で戦えれば板倉にとってもステップアップとなる。

日本代表でも今年のワールドカップ・カタール大会ではベテランの吉田麻也が最終ラインのリーダーとなるだろうが、吉田も今年8月で34歳だ。4年後の2026年大会でもプレイするかは微妙なところで、左サイドバックの長友佑都や右の酒井宏樹を含め、最終ラインは世代交代の時を迎えるだろう。

センターバックではアーセナルの冨安健洋も新リーダー候補だが、その相棒として板倉も割って入りたい。すでにA代表では良好なパフォーマンスを見せており、4年後のワールドカップでは主力になるだけの力は備えているはず。

そのためには5大リーグの1部で実績を残しておきたいところで、来季は1つの勝負となるだろう。ワールドカップ後のサムライブルーを引っ張る存在となれるのか。中堅世代を迎える板倉のステップアップに期待がかかる。

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