危うく戦犯級のミスも…… わずか3分後に超精密スルーパスでリヴァプールの先制点を生んだチアゴ

先制点をアシストしたチアゴ photo/Getty Images

チアゴのパスからジョタがゴールを決める

プレミアリーグ第27節でリヴァプールとアーセナルが対戦。後半に2ゴールを決めたリヴァプールが2-0と勝利した。先発出場したチアゴ・アルカンタラは、針の穴に糸を通すような精密なパスで、ディオゴ・ジョタのゴールをアシストした。

試合は前半をスコアレスで折り返すと、この日アーセナルの一番の決定機をチアゴが演出してしまう。51分に自陣でアリソン・ベッカーへのバックパスをアレクサンドル・ラカゼットに奪われてピンチに。マルティン・ウーデゴーにシュートを打たれるものの、アリソンの好守で防ぎ事なきを得た。

危うく戦犯となる致命的なミスパスを出してしまったチアゴだが、3分後にリヴァプールの先制点を生み出すこととなる。ハーフウェイライン付近でスルーパスを供給すると、アーセナルの選手3人の間をすり抜けてジョタへとつながっていく。ジョタは好機を逃さずゴールネットを揺らして先制点を奪った。

ミスからすぐに立て直し、試合の流れを呼び寄せる先制ゴールを創出したチアゴ。アシストのパスは、少しでもずれていたらアーセナルの守備陣にカットされていたことだろうが、このコースしかないという細い道を綺麗に通し、アシストを記録した。怪我から復帰して、自身の持ち味を存分に発揮する同選手は、リヴァプールにとって欠かせない存在となっている。

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