ペップがストライカー獲得を明言 現実的なのはケインでもハーランドでもないポーランドの怪物か

ストライカーの選択肢でいえばレヴァンドフスキが最も理にかなっている photo/Getty images

果たして誰が来る

今季は好調を維持し、プレミアでは首位を走っているマンチェスター・シティ。ストライカー不在でも得点を取れる攻撃力は今季も健在であり、ゴール数はリヴァプールに続く68点を決めている。しかし、2-3で敗れたトッテナム戦のように中央を固められる守備にはめっぽう弱く、ストライカーの必要性も指摘されている。

そんな中で英『manchester evening news』によると指揮官であるジョゼップ・グアルディオラが来夏でのストライカー獲得を明言している。

詳しい選手名は『Rio Ferdinand Presents FIVE』にて移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノが明かしており、トッテナムのハリー・ケイン、ボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランド、バイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキだという。

ケインは今夏にもシティがアタックしたストライカーで、同紙によるとシティは4度のオファーを送ったという。しかし、スパーズ側を説得できずに断念している。このことからも来夏5度目のオファーを送ることになっても結果は変わらないだろう。スパーズ側の気持ちが変わるとすれば要求額である1億5000万ポンドを満額で支払う必要があり、可能性としてはゼロではない。来年で29歳になる年齢は気になるが、移籍金を払える余裕があるのであれば彼がベストだ。

2人目のハーランドはケインに続いて獲得が噂される選手であり、ケインと違って21歳と若く、契約解除金は7500万ユーロと現実的な数字だ。しかし、代理人であるミーノ・ライオラへの手数料が必要と、別の面で費用がかさむことになる。さらに今季は怪我での離脱が多く、重要な場面で不在となれば多額の移籍金を払った意味がなくなってしまう。以前から噂のある選手だが、必要になる移籍金、選手の稼働率を考えればケインに軍配があがることになる。

レヴァンドフスキはバイエルンとの契約が2023年までとなっており、移籍金を得たいのであれば来夏での売却がベストとなる。33歳とベテランだが、昨季は爆撃機ことゲルト・ミュラー氏の記録を塗り替えるなど衰えは見られず、現状では世界最高峰のストライカーだ。英『90min』では将来について「何でも受け入れる」と移籍を示唆している。詳しい移籍金については明言されていないが、ケイン、ハーランドへの高額な移籍金を考えればレヴァンドフスキが現実的な選択肢なのかもしれない。

世界的なストライカーを欲するシティ。前述した3選手の中から誰かひとりでも獲得できれば問題となっている中央を固められる守備に対し、高さを武器に攻略することができる可能性が高まる。また、若手ではリアム・デラップやフリアン・アルバレスと次世代のストライカーを保有しており、レヴァンドフスキを獲得して彼らの成長を待つのも悪くない。

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