再びイングランドに轟くライト・フィリップスの名 快速ウイングの息子はストークで奮闘中

ストーク・シティでプレイするディマルジオ・ライト・フィリップス photo/Getty Images

まずはプレミアの舞台を目指したい

イングランドのサッカーを長く見てきた人は、チェルシーやマンチェスター・シティで活躍した小柄なスピードスター、ショーン・ライト・フィリップスのことを覚えているだろう。爆発的なスピードでサイドを疾走するライト・フィリップスは、イングランド代表でもプレイした経歴を持っている。

ライト・フィリップスは最終的にアメリカ・MLSへ向かい、2019年に現役を引退。もう40歳を迎えているが、実は新たなスピードスターがイングランド2部で奮闘しているのだ。

ライト・フィリップスの息子であるディマルジオ・ライト・フィリップス(20)だ。マンCのアカデミーを経たディマルジオは、昨年2月にイングランド2部のストーク・シティと契約。今ではトップチームで出番を得ており、今年1月のフラム戦では2部での初ゴールを記録した。
父に負けじとスピード自慢のようで、センターフォワードからウイングまで攻撃的なポジションをこなしている。U-17イングランド代表に選ばれていたこともあり、今後A代表に入れる可能性もゼロではない。

ライト・フィリップスといえばアーセナルなどで活躍した元イングランド代表FWイアン・ライトの養子で、イアン・ライトにとってディマルジオは孫だ。英『Daily Mail』によれば、ディマルジオの決定力は点取り屋として有名だったライトを超えるポテンシャルがあるとか。

叔父にあたるブラッドリー・ライト・フィリップスもMLSでゴールを量産したストライカーで、偉大なる父や祖父を超えるのは簡単ではないだろう。しかし、イングランドのサッカーファンはディマルジオにどうしても期待をかけてしまうはず。

徐々に頭角を現しつつあるようだが、どこまで伸びるのか。年明けからは出番が増えており、まず目指すはプレミアリーグの舞台だ。

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