現状は厳しいが、まだ逆襲可能? インテルでもがくレフティーの現在地

近頃は周囲からやや厳しい目線も向けられているディマルコだが…… photo/Getty Images

ここ最近は各方面から低評価も少なくないが……

昨夏、インテルは大きな期待をもってエラス・ヴェローナからひとりのレフティーを呼び戻した。しかし、そのレフティーは現状チーム内における立場がやや怪しくなってしまっている。はたして、彼はここからどのようにして現状を打破していくのだろうか。

その選手とは、DFフェデリコ・ディマルコ(24)だ。昨季レンタル移籍したヴェローナで中心選手として活躍した実績を買われ、開幕前にインテルへと復帰を果たしたディマルコ。シモーネ・インザーギ監督率いる今季のネッラズーリでは、3バックシステムの左WBや左CBの信頼できる戦力となることに期待がかかっていた。

しかし、現時点でディマルコのインテルにおける立場は厳しい。ここのところはアレッサンドロ・バストーニの代役として左CBでの出場機会が増えている同選手だが、そのなかではDFとして肝心の守備面で不安な面を露呈したり、得意としていたはずの左足の精度が物足りない場面も散見されている。加えて、今冬のインテルはアタランタからDFロビン・ゴセンスを獲得したこともあって、左WBのポジション争いも激化中。この状況を受けて、伊『Leggo』も「今後ディマルコの出番は限られたものになってくるのでは……」との見解を示している。

現在、インテルで窮地に立たされているディマルコ。とはいえ、この現状はまだひっくり返すことができるかもしれない。現状はパフォーマンスの悪い点ばかりがピックアップされるディマルコだが、ポジションニングセンスや攻撃参加のタイミング自体は悪くない。彼が後方から飛び出してくることで、相手守備陣には確実に混乱が生じる。うまく中盤の選手がマークについても、通常より長い距離を走らされるぶんスタミナの消費は激しくなるのだ。今はネガティブな面ばかりに注目が集まっているものの、この役割を務めることができるディマルコは確実に貴重な存在と言えるだろう。守備面こそもう少し成長してほしいところだが、今後も戦力としては十分にカウントできるはずだ。

難しい立場に追い込まれていることは事実かもしれないが、まだ逆襲への希望は残されているディマルコ。はたして、このレフティーは今後その評価を再浮上させることができるのだろうか。

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