「彼は本当にマルシャルなのか?」 マンUで燻っていた男はスペインで変わるのか

今冬レンタル移籍でセビージャへと向かったマルシャル photo/Getty Images

セビージャでは奮闘中

マンチェスター・ユナイテッドに所属していた今季前半戦まで、FWアントニー・マルシャルには各方面からあらゆる批判の言葉がぶつけられていた。

それもそのはず、ここ数年の彼は試合出てもほぼチームに対する献身的な動きが見られない選手だった。オフ・ザ・ボールの動きもなければ、なかなか守備にも走ろうとしない。2019-20シーズンにはプレミアで17得点を挙げたストライカーではあるものの、ファンから彼への信頼は時間を経るごとに失われていく一方だったと言っていい。

しかし、今冬に活躍の場をスペインへと移したマルシャルは、新天地でこれまでとは全く違う姿を見せている。彼のキャリアにはここから再び火がついていくのだろうか。移籍後の彼のパフォーマンスを見て、そんなことを感じている人も少なくないだろう。マンUではほとんどディフェンスのために走らなかったマルシャルだが、セビージャでは自陣にまで戻って相手からボールを奪うプレイも見せているのだ。
「マルシャルは守備に走らないと聞いていたが、何があったんだ?」

「彼は本当にマルシャルなのだろうか」

「こんなに良い選手を貸してくれるなんて、ユナイテッドには感謝しかない」

そんなマルシャルの変貌ぶりについては、セビージャのファンからもこのような反応が出ているとスペイン『EFE』も伝えている。現地時間17日に行われたヨーロッパリーグのディナモ・ザグレブ戦では待望の移籍後初ゴールも決め、セビージャでは上々のスタートを切ったマルシャル。はたして、守備にも走るようになったフランス代表FWはここから復活を果たしていくのだろうか。マンU時代の批判を払拭するような活躍には期待したい。

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