EUROと五輪参戦の代償は大きかったが…… ライプツィヒのスペイン代表MFが始める逆襲劇

ケルン戦で印象的なパフォーマンスを披露したオルモ photo/Getty Images

ケルン戦で1G1Aの大活躍

昨夏開催されたEURO2020や東京五輪での勤続疲労もあってか、2021-22シーズン前半戦はやや怪我による欠場が目立った。しかし、RBライプツィヒの若きスペイン代表MFはついにここからその本領を発揮していくのだろうか。

逆襲に燃えるのはダニ・オルモだ。今季は両足大腿の筋肉をそれぞれ1度ずつ痛めたほかに新型コロナによる欠場も相まって、ここまでブンデスリーガで8試合の出場にとどまっていた同選手。EUROや五輪を経てからの飛躍を期待していた人も多かっただろうが、21-22シーズン前半戦の彼はそのフル稼働の代償を払うこととなっていた。

しかし、オルモの周囲に漂っていた嫌な雰囲気はもう消えつつある。現地時間11日に行われたブンデス第22節のケルン戦にて、同選手は圧巻のパフォーマンスを披露。攻撃的MFとして前線の一角に組み込まれた同選手は、獅子奮迅の活躍でライプツィヒを勝利に導いた。
まず、なんといっても素晴らしかったのが54分に挙げたチーム2点目のゴールだ。この場面にて、左サイドの味方が供給したパスを敵陣中央で受けたオルモ。そのまま少しドリブルで前進してバイタルエリアに侵入すると、彼はその位置から思いきりよく右足を振り抜く。やや距離があったものの、シュートは低い弾道でゴールへと吸い込まれて得点に。オルモは今季初ゴールを素晴らしいミドルシュートでゲットすることとなっている。

そして、その3分後には電光石火のカウンターからシンプルなクロスでアンヘリーニョの得点もアシストしたオルモ。今季前半戦はやや心配だった同選手だが、もう彼は元のレベルに戻ったのか。ようやく今季初ゴールとアシストを記録し、巻き返しを図るライプツィヒのスペイン代表MF。チームと共に、オルモも後半戦の逆襲開始か。

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