キックで攻撃でも存在感を発揮 台頭中の伊藤洋輝が苦しいシュツットガルトを救えるか

ロングパスでチャンスを作った photo/Getty Images

システム変更後もスタメンを掴む

シュツットガルトはブンデスリーガ第21節でフランクフルトと対戦。遠藤航、伊藤洋輝と長谷部誠の日本人対決となった今試合だが、シュツットガルトは接戦を落とし2-3と敗れた。スタメン出場した伊藤は、新たなシステムで臨むチームで左CBとして出場した。

今季は[3-4-2-1]のシステムで戦っていたシュツットガルトで、伊藤は3バックの左で定位置を確保していた。しかし第15節のヴォルフスブルク戦で勝利して以来、勝ち点3から遠ざかっているチームは、フォーメーションを変更して[4-4-2]で挑んだ。

その中で伊藤はフィジカルの強さを見せて相手FWと互角に渡り合う。またビルドアップ時には積極的に前線へとロングボールを配給してチャンスを作る。データサイト『SofaScore』では伊藤だけでロングパスの供給数は「20」を記録しており、自身のパスから決定機を生み出した。

チームに勢いを付けるプレイで攻守にわたってチームに貢献した伊藤。ゴールがなかったシュツットガルトは久々に2ゴールを決めるも、3失点を決められて敗戦してしまう。この黒星で暫定ながらブンデスリーガ17位と降格圏に突入。苦しい状況が続く中、主力の座を掴んだ伊藤は、どのようにチームを上向かせることができるだろうか。

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