オバメヤン弾でアーセナルが得た勝ち点は“53ポイント” 快速エースの穴埋めは難しい

アーセナルを離れることになったオバメヤン photo/Getty Images

アーセナルでの貢献度は極めて大きかった

今季は規律違反からキャプテンマークを剥奪されるなどネガティブな話題が続いたが、アーセナルにとってFWピエール・エメリク・オバメヤンが特別なストライカーだったのは間違いない。

現在オバメヤンはバルセロナへの移籍が近づいているが、改めてアーセナルでの成績を振り返ってみよう。

アーセナルに加入したのは2018年冬のことで、加入早々からゴールラッシュを披露。2018-19シーズンと2019-20シーズンにはプレミアリーグで22得点を記録し、2018-19シーズンはリヴァプールのモハメド・サラー&サディオ・マネと分け合う形でプレミア得点王のタイトルも手にした。
昨季は10得点とペースダウンしたものの、加入した2018年の冬以降プレミアリーグでオバメヤンより多く得点を奪った選手はトッテナムFWハリー・ケイン(72得点)、レスター・シティFWジェイミー・バーディ(74得点)、リヴァプールFWモハメド・サラー(92得点)の3人しかいない。オバメヤンはこの間に68得点を奪っており、十分すぎる数字だろう。

14番を背負い、爆発的なスピードでピッチを駆けてネットを揺らす姿をクラブのレジェンドであるティエリ・アンリと重ねたサポーターも少なくないはず。

しかも英『The Sun』は、オバメヤンの得点は勝ち点に直結するものが多かったと紹介している。つまりは同点弾、決勝弾が多かったということで、アーセナルは同期間にオバメヤンのゴールで53点もの勝ち点を獲得しているという。これはサラーをも抑えてプレミアトップの数字になっている(サラーは勝ち点50点分)。

今のアーセナルはガブリエウ・マルティネッリ、ブカヨ・サカなど若いアタッカーが続々と結果を出しており、オバメヤン不在を感じさせないゲームも目立つ。

しかし、どこかで得点力ダウンを感じる瞬間はくるはずだ。今後は補強を含め、オバメヤンの穴を埋めていく必要がある。チームをプレミア制覇には導けなかったが、オバメヤンがアーセナルにとってスペシャルなストライカーだったのは間違いないだろう。この穴埋めは簡単に済むものではないはずだ。

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