33歳にして初の移籍 鹿島一筋だった遠藤康の新たな挑戦となる今季は

鹿島でのタイトル獲得にも貢献してきた遠藤 photo/Getty Images

昨季はJ1で23試合に出場した

昨季はJ1で19位に終わりJ2降格となってしまったベガルタ仙台。そんなチームに強力なMFが加入した。鹿島アントラーズで長きに渡って攻撃の司令塔として活躍した遠藤康だ。

塩釜FCユースから2007年に鹿島へと加入した遠藤。2010年頃より出場機会を増やすと、同年のAFCチャンピオンズリーグでプロ初得点を決め、J1では19試合2得点を記録する。徐々に試合経験を増やし、2014年位は30試合10ゴールを決め、キャリアハイとなる二桁得点と好成績を残した。

2018年からはキャプテンマークを付ける機会も少なくなかった。2020年には27試合に出場し昨シーズンも23試合に出場してチームの主力として活躍するものの、どちらの年もゴールは「1」のみ。今季からは初挑戦となるJ2で、さらなる成績アップにも期待したい。

遠藤は類まれなるパスセンスとキック精度を武器に鹿島の2列目を長らく支えた。鹿島では通算300試合出場も達成するなど経験も豊富であり、仙台にとっては大きな戦力となるだろう。彼が輝きを放つことで、自ずと順位も上がっていくかもしれない。今オフは降格するも主力の流出は最小限にとどめることができた仙台。遠藤の活躍がチームの命運を左右する可能性もあるだろう。

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