富澤清太郎が現役引退を発表 6クラブでJ通算400試合に出場した39歳

東京Vでラストシーズンを過ごした photo/Getty Images

SC相模原ではキャプテンとして昇格に貢献

東京ヴェルディが富澤清太郎の現役引退を発表した。J通算400試合出場を達成した39歳が第一線から退くことを決めた。

2001年に東京Vユースからトップチームへと昇格した富澤。クラブがJ2へと降格し2年目となった2007年にスタメンを勝ち取ると、クラブも2位に輝きJ1昇格を果たす。2008年には1年でのJ2降格となってしまうものの、25試合に出場して多くの経験を積んだ。

翌年はJ2で45試合に出場するなど主力としてチームに貢献すると、2012年には横浜F・マリノスへと移籍を果たし、レギュラーとしてチームの優勝争いを支えた。その後はジェフユナイテッド千葉やアルビレックス新潟でもプレイすると、2019年から加入したSC相模原では初のJ3も経験。2020シーズンにはキャプテンとしてチームをJ2昇格へと導く活躍を見せた。

CBに加えてSBやボランチもこなすなど、守備的なポジションはどこでもプレイ可能だった富澤。ただ守備に徹するだけでなく機を見たオーバーラップで得点を挙げるなど、、攻撃センスも光っており、ボランチでスタメンを勝ち取った2012年には4ゴールを記録している。攻守にわたってチームを支えた中盤のバランサーだったといえる。

J通算406試合に出場するなど多くの歴史を築いた。今後については発表されていないものの東京V公式では「日本サッカー界の未来に少しでも貢献できるよう、私自身、学ぶ心を大切にしながら、サッカーを通して成長していきたく思っています」とコメントしている。

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