PSG移籍は失敗? パリを離れたサラビアはポルトガルの地でスターになった

スポルティング・リスボンで輝き放つサラビア photo/Getty Images

スポルティング・リスボンへのレンタル移籍は成功

スタメンとして継続的に出場するという点において、パリ・サンジェルマン移籍は失敗だったのだろう。今季ポルトガルの地で再び輝きを放っているのがスペイン代表MFパブロ・サラビアだ。

サラビアは2018-19シーズンにセビージャでリーグ戦12得点13アシストの成績を残し、シーズン終了後にパリ・サンジェルマンへ移籍。

しかし、パリはご存知の通りスター集団だ。スタメンが約束されることはなく、パリへ移籍してからはどこか影が薄くなったところもあった。チームの主役は常にネイマールやキリアン・ムバッペなのだ。
昨季のサラビアはリーグ戦で6得点4アシストの成績を残したが、チャンピオンズリーグ決勝トーナメントでは全試合ベンチに座ったままで出番がなかった。重要なゲームでは出番がなく、バックアッパーとの立ち位置が定着してしまっていたと言える。

そして迎えた今季、サラビアはポルトガルのスポルティング・リスボンにレンタル移籍を決意。今年はW杯イヤーでもあり、スペイン代表としての出場を狙うサラビアにも思うところがあるだろう。

まずは出番を得るのが先決で、結果的にスポルティング・リスボン行きは正解だった。ここまで全コンペティション合わせて29試合で10得点7アシストと本来の輝きを取り戻しており、29日に行われたベンフィカとの国内カップ決勝では1得点1アシストの活躍でチームを優勝に導いた。

この活躍ぶりなら、スペイン代表監督ルイス・エンリケもメンバーに含めるしかないだろう。スペイン代表でも通算16試合で5得点と、攻撃的MFとして得点力は高い。今年のカタール大会へ向けたサラビアのレンタル移籍は大正解で、今年のW杯へ視界は良好だ。

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