ニューカッスルがオファーも
昨季はアトレティコ・マドリードにリーガ・エスパニョーラの覇権を奪われたレアル・マドリード。今季からカルロ・アンチェロッティ監督を招へいし、序盤戦からリーグ首位をキープするなど調子は上向いている。
そんな良い流れに乗りたい男がエデン・アザールだ。2018-19シーズンにはプレミアリーグで37試合16ゴール15アシストを記録するなど、世界的なプレイヤーとなった。しかし大きな期待を寄せられながらチェルシー時代のような輝かしい活躍を見せられていない。今季も公式戦で17試合の出場にとどまっており、コパ・デル・レイ4回戦のエルチェ戦にてようやく今季初ゴールを決めた。
レアルでもチェルシー時代のように左右のウイングを務めるアザール。しかし決してコンディションが良いとはいえず、出場しても以前のようなパフォーマンスを発揮することができない。バルセロナからアストン・ヴィラへ移籍し、デビュー戦でゴールを決めたフィリペ・コウチーニョのようにプレミアリーグでの復調も道筋としては良いのではないかと思われた。
しかし今冬での放出も噂された同選手だが、プレミアリーグへの復帰はないかもしれない。英メディア『90min』によれば、新オーナーが就任して積極的な補強を続けるニューカッスルがすでにアザールへオファーを提示していた。しかしアザールはそれを拒否しており、今季はレアルでのプレイを続けることを決断したと報じている。
順調にチームが復権していく中で、アザールのパフォーマンスは向上していくのだろうか。今季の終盤戦での戦いが、今後もレアルでプレイするために非常に重要になってくる。ベルギー代表MFの将来はどうなるのだろうか。