期待の若手だったはずが、いつの間にか“放出候補” トッテナムで伸び悩む22歳の逆襲は

トッテナムで伸び悩んでいるタンガンガ photo/Getty Images

各方面からクオリティ不足が指摘される状況

はたして、下部組織出身の若きセンターバックはここからトッテナムでその評価を急上昇させていくことができるのだろうか。現在、チームでやや厳しい立場に置かれてしまっているのはDFジェイフェス・タンガンガ(22)だ。

昨季途中にU-23カテゴリから正式にトップチームへと昇格し、未来のスパーズ守備陣を牽引する存在と期待されてきたタンガンガ。しかし、そんな彼は現在トップレベルでの壁にぶち当たることとなっている。「備えている素質は素晴らしいのだが、現時点での彼には純粋なクオリティが不足している」(英『football.london』)。近頃のパフォーマンスには、現地メディアからこのような評価も下されるようになってしまった。

とはいえ、タンガンガ周囲からそう思われるのも無理はないのかもしれない。実際、現地時間9日に行われたFAカップ3回戦のモアカム戦で見せた彼のパフォーマンスは、非常に厳しいものだったと言わざるを得ない。最終的にトッテナムは3-1で勝利を収めたものの、チームが唯一喫した失点はセットプレイ時にタンガンガがマークを外した選手に奪われたものだった。加えて、攻撃面でも彼のパスが味方のタイミングと合わない場面は散見。伸びしろはあるが、さすがにこのレベルではまだ継続的に出番を与えるわけにはいかない。そんなことを思ったファンも少なくなかったことだろう。
そんな状況を受けて、現在タンガンガはトッテナムの放出リストに名前が載っていると英『Daily Mirror』などが伝えている。才能はあるはずだが、どうにも殻を破れないスパーズの新鋭DF。はたして、タンガンガはここから評価を上昇させていくことができるか。22歳の逆襲には期待したいところだが、その運命やいかに。

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