内田篤人とも共闘した“天才”と期待された男の今 出口見えぬ4年間の迷走

フェネルバフチェへ向かっていたマイヤー photo/Getty Images

トルコでも出番を確保できない

まだ26歳だというのに、ドイツでNEXTスター候補と期待されていた男のキャリアは迷路に迷い込んでしまったようだ。

トルコの名門フェネルバフチェで出番を確保出来ていないのは、かつてシャルケで内田篤人とも共闘したドイツ人MFマックス・マイヤーだ。

シャルケのアカデミーより出てきたマイヤーは、2013年に17歳の若さでブンデスリーガデビューを経験するなど超早熟プレイヤーとして話題を集めた攻撃的MFだ。翌年にはドイツ代表デビューも飾っており、その技術は高い評価を得ていた。次期スター候補と誰もが疑わなかったはずだ。
しかし、2018年より迷走が始まる。ステップアップを求めた結果シャルケとの関係が悪化し、2018年の夏にイングランドのクリスタル・パレスへ。

ところが56試合で僅か2得点3アシストと結果が出ず、代表からも声はかからなくなった。昨年1月にはドイツに戻ってケルンと契約を結んだものの、話題にならないままシーズンが終了。昨夏にはトルコのフェネルバフチェへ向かっていた。

ただ、フェネルバフチェでも出番がない。ベンチに座っている時間の方が長く、今季はまだリーグ戦で213分間しかプレイ出来ていない。まさかトルコでも出番を得られないのは想定外だったか。

独『Sport1』も「トルコに向かった際は元シャルケのマイヤーがかつての実力を取り戻すだろうとの見方があったが、こうした声はすぐに沈黙した」と取り上げており、ひとまずフェネルバフチェでの復活プランは失敗か。

26歳とまだまだ若いが、キャリアの岐路に立たされているのは間違いない。2018年からの4年間は明らかに悪い流れが続いており、何とか輝く場所を見つけたい。このまま終わるには惜しい才能だろう。

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