今冬の移籍濃厚と英メディア
2014年に当時19歳の若さでアーセナル入りを果たした男だが、今冬の彼はついに7年半在籍したチームを離れることとなってしまうのだろうか。元イングランド代表DFカラム・チェンバーズ(26)には現在、放出の噂が浮上している。
大きな期待を背負ってサウサンプトンから加入するも、これまではアーセナルで大きなインパクトを残すことができていないチェンバーズ。決して戦力になっていなかったわけではないものの、この7年半でガッチリと定位置をキープするまでには至っていないのが現状だ。
特に今季は冨安健洋やベン・ホワイトらの加入によって、チェンバーズの出場機会は激減。リーグ戦における出番は開幕当初の2試合のみとなっており、以降はほとんどの試合でベンチメンバーから外れることとなっている。この状況を受けて、クラブは余剰戦力となってしまっている彼やパブロ・マリを売却する方針を固めたようだ。英『Sky Sports』によると、現在のチェンバーズにはエヴァートンなどが興味を示しているという。
そんなチェンバーズだが、今冬移籍となれば彼にとっても悪くない話。現在のアーセナルは最終ラインのメンバーが固定化されてきている節もあるだけに、ここから彼が再び評価を急上昇させるのはやや難しいと言わざるを得ない。その点、移籍先候補に挙げられるエヴァートンは、今季ここまでリーグ・ワースト6位となる32失点を喫している状況。センターバックと右サイドバックの両方をこなせるチェンバーズは重宝されるはずで、評価回復を目指すには悪くない行き先と言えそうだ。
ガナーズでは居場所を失いつつあるチェンバーズだが、活躍の場を移せば輝きを取り戻す可能性はあるかもしれない。もし今後移籍が決まるとなれば、26歳の新たな挑戦には注目したいところだ。