《5500万ポンドMF》が輝けない 25歳で壁にぶつかった仏のテクニシャンのこれから

トッテナムで思うような活躍できぬエンドンベレ photo/Getty Images

コンテ就任後も出番は増えず

就任早々にトッテナムを立て直し、再びトップ4フィニッシュを目指せるチームを作り上げたアントニオ・コンテ。

その手腕は見事で、中でもMFハリー・ウィンクスやオリバー・スキップ、FWルーカス・モウラなどヌーノ・エスピリト・サント体制ではそこまで輝けていなかった選手の実力を引き出しているところが高く評価されている。

しかし、全員にコンテ流がフィットするわけではない。怪しい状態が続いているのは、フランス代表MFタンギー・エンドンベレだ。
2019年夏に5500万ポンドもの移籍金で加わったエンドンベレはテクニックも高く、馬力溢れるドリブルを備えたハイレベルなMFだ。だが、今ひとつチームにフィットしないところがある。

コンテ体制になっても出番は増えず、スキップやウィンクスが出番を得る中でエンドンベレはサウサンプトン戦、ワトフォード戦と直近2試合もベンチに座ったままだった。

英『Daily Mail』はエンドンベレがコンテの哲学を理解していないのではないかと不安視しており、現状は5500万ポンドの価格に見合う活躍が出来ていない。

フランス代表でも2018年にはデビューするなどスタートは順調だったが、トッテナムでのパフォーマンスが上がらないこともあってかEURO2020は選外に。このままでは来年のワールドカップでもメンバー入り出来ない可能性が高い。

25歳にして壁にぶつかった印象だが、トッテナムでエンドンベレは輝けないのか。テクニックは高いだけに、ベンチに座ったままの現状は残念だ。

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