ダムスゴーと共にEUROで名を揚げたが…… 今季は怪我に悩まされているベルギーのワンダーキッド

ベルギー代表で輝きを放ったドク photo/Getty Images

イタリア戦のドリブルは衝撃的だった

EURO2016ではポルトガル代表のレナト・サンチェスがブレイクしたように、大規模な国際大会で頭角を現す選手は各大会に必ず出てくるものだ。EURO2020でもデンマーク代表のミッケル・ダムスゴーが素晴らしい活躍を見せ、彼にスポットライトが当てられた。しかし、現在は怪我で離脱しており、代表での輝きをクラブで継続することはできなかった。

それはベルギー代表のFWジェレミー・ドクも同じだ。19歳と非常に若い選手だが、既にフル代表に選ばれており、EUROでは不調だったエデン・アザールの代わりに3トップの一角として先発を務めた。本大会ではゴールのような目に見える結果はついてこなかったが、守備に定評のあるイタリアのDF陣をキレのあるドリブルで翻弄していた。

だが、彼もまた怪我に悩まされている選手の一人だ。データサイト『transfermarkt』によれば膝とハムストリングの負傷で今季は計71日離脱してしまっている。そのため、所属クラブのレンヌでも6試合の出場にとどまっている。

それでも、彼の実力は折り紙付きだ。英『THE SPORTSMAN』では2022年に注目すべき10代のワンダーキッズとしてレヴァークーゼンのフロリアン・ヴィルツやレアル・マドリードのエドゥアルド・カマヴィンガと共にドクの名前を挙げている。それだけ期待感が大きいということであり、噂されているリヴァプールをはじめとしてビッグクラブ移籍も2022年に起こる出来事かもしれない。

欧州選手権で知名度を上げたドク。しかし、その後は怪我の影響もあり、活躍できておらず、そういった意味でも今年は重要なシーズンとなりそうだ。

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