プレミアを騒がせたチェルシーユース出身の宝石 トップクラスのスタッツを残す19歳

サウサンプトンで存在感を放つリヴラメント photo/Getty Images

気になる選手だ

今季のプレミアリーグではチェルシーからクリスタル・パレスへローン移籍しているコナー・ギャラガーが活躍し、脚光を浴びているが、チェルシーアカデミー出身で活躍しているプレミア戦士はまだいる。

今季からサウサンプトンでプレイしているDFティノ・リヴラメントもその一人だ。

2009年にチェルシーへ加入し、20-21シーズンにはトップチームでのベンチ入りまで果たしたリヴラメント。しかし、彼がプレイする右サイドバックには同じくアカデミー出身のリース・ジェイムズやベテランのセサル・アスピリクエタらがおり、出場機会を求め今夏の移籍市場でセインツに加わっている。世代別のイングランド代表には常に選ばれていたエリートであり、プレミアリーグでもその実力をいかんなく発揮している。

加入後は指揮官であるラルフ・ハーゼンヒュットルに気に入られ、ここまでチームトップとなる1616分のプレイタイムを得ている。

そんなリヴラメントだが、サイドバックとして必要な能力をすべて高い水準で持ち合わせている。攻撃面であれば推進力のあるドリブルで運び、単独でクロスからチャンスメイクを行える。守備では対人性能が高く、相手FWには簡単に仕事をさせていない。データサイト『Sofa Score』によれば、DF登録の選手だけに限定すればドリブル成功数が21回で3位、タックル成功数は39回で4位とプレミア全体を見ても好成績を残している。ゴール数はここまで1点と少ないが、スタッツでは爪痕を残しており、数字を残せるようになればさらに評価される選手となるか。

セインツへ完全移籍はしたものの、どうやら3800万ポンド(日本円にして約57億3000万円)の買い戻しオプションが設定されているようだ。チェルシーのトップチームではアスピリクエタが今季で契約満了となるため、退団が濃厚といわれており、さっそく来季にチェルシー復帰の可能性がありそうだ。

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