自身をよく知る恩師の下で復活なるか 浦和から京都へレンタル移籍の金子大毅

今季は浦和に加入した金子 photo/Getty Images

今季は湘南から浦和へ移籍

浦和レッズは金子大毅の京都サンガFCへのレンタル移籍を発表した。今季、湘南ベルマーレから加入した金子だったが、自身の持ち味を発揮することはできなかった。

2018年に湘南へと加入した金子は、3年間で56試合に出場して5得点を記録した。中盤の強化を進める浦和が獲得し、今季序盤は主力となっていたものの、伊藤敦樹の台頭や柴戸海の成長に加え、夏には平野佑一が加入したことでボランチで熾烈なレギュラー争いが繰り広げられた。

その中で試合のメンバーからも少しずつ漏れていった金子。しかしJ1最終節の名古屋グランパス戦でスタメン出場すると、アグレッシブなボール奪取と攻撃参加で柴戸と良いコンビネーションを披露し、チームに勢いを与えた。

そんな金子だったが、来季は京都へと武者修行することとなった。京都は湘南時代の恩師であるチョウ・キジェ監督が指揮を執っており、金子のことを一番に理解している指揮官だ。以前のようなパフォーマンスを取り戻すには、金子にとっては京都の環境がベストかもしれない。

来季の浦和には3人に加えて流通経済大学から安居海渡と宮本優太が加入し、中盤はさらなる激戦区となるだろう。恩師の下で本来の力を引き出し、京都でさらなる成長を見せ、浦和へ舞い戻ることができるだろうか。

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