鳥栖で主力となったMFは名古屋へ 長谷川体制で期待したい得点力

鳥栖で存在感を放った仙頭 photo/Getty Images

今季は3ゴールに終わった仙頭

名古屋グランパスはサガン鳥栖の仙頭啓矢の獲得を発表した。J1の舞台でも輝きを放つアタッカーは、名古屋においてどのような存在感を示すことができるだろうか。

東洋大学から2017年に京都サンガFCへ加入したMFは、初年度から出場機会を得ると3年間京都で主力としてプレイする。2019年には36試合10ゴールを達成するなどJ2でキャリアを積むと、2020年に横浜F・マリノスへ移籍する。しかし前年度J1王者で出場機会を得られずにいると、京都へレンタルの形で復帰して19試合6得点と高いパフォーマンスを披露した。

そして今季はサガン鳥栖へ移籍し、戻ってきたJ1の舞台で躍動。ポゼッションを志向する金明輝監督の下で、高い足元の技術を誇る仙頭は全38試合すべてに出場して、チームの攻撃の核として輝きを放つ。樋口雄太とともにシャドーの一角として上位を争うチームの攻撃の主軸を担った。

来季は長谷川健太監督の就任が決定している名古屋だが、仙頭は2列目として存在感を発揮できるだろうか。今季は中央でのプレイが目立った同選手だが、[4-4-2]や[4-5-1]を基本的なスタイルとする長谷川監督の下で、仙頭はサイドハーフでの起用が増えてくるかもしれない。鳥栖では彼のテクニックがより光っていたが、スピードや推進力のあるドリブルなどもさらに見られることとなり、今季は3ゴールとなった得点数もさらに伸ばせるかもしれない。仙頭のさらなる輝きから目が離せない。

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