冨安、ホワイトらと見たい“最後のピース” アーセナルの守備を強化出来る20歳の今

マルセイユで良いシーズンを過ごすサリバ photo/Getty Images

リーグ・アンで充実の時を過ごす

ガブリエウ・マガリャンイス、ベン・ホワイト、そして冨安健洋。まだ完成したとは言い切れないが、今季のアーセナルは守備面において例年とは異なる期待感がある。今名前を挙げた3人はいずれも若く、最終ラインの基礎が出来てきたと手ごたえを感じているサポーターも多いだろう。

ただ、楽しみなピースはまだ1つ残っている。気になるのは、マルセイユにレンタル移籍している20歳のDFウィリアム・サリバの今後だ。

サリバはマルセイユで主力となっており、すでにリーグ・アンで通用することは証明済みだ。アーセナルでは出番が与えられなかったが、かなり高い確率でプレミアリーグでも通用するのではないかと予想される。
今季はマルセイユにてチーム最多となる1291本のパス本数、チーム最多のクリア回数(41回)、チーム2位の空中戦勝利数(31回)を記録するなど、攻守両面で印象的な数字を残している。仮に来季サリバがアーセナルに合流するならば、最終ラインのレベルをもう一段上げることも可能となってくるはず(数字は『WhoScored』より)。

それこそ4バックにこだわらずとも、ベン・ホワイト、サリバ、マガリャンイス、あるいは冨安の構成で3バックを組むこともでき、冨安の場合はウイングバックにも対応できる。左にもキーラン・ティアニー、ヌーノ・タヴァレスと実力者が揃っているため、最終ラインのオプションはかなり豊富なものとなるだろう。

『EuroSport』によると、サリバはマルセイユでのプレイについて「僕は半年間プレイ出来ない難しい時間があったからね。マルセイユでプレイできる実力があることを見せたかったんだ。これはリベンジではないけどね」とコメントしており、マルセイユでのアピールは十分だろう。

果たしてアーセナル指揮官ミケル・アルテタの構想に入ってくるのか。実力的にはアーセナルでプレイできるはずで、さらなる守備強化に期待がかかる。

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