中盤のタッチ数も大幅増加 名将の予感漂うジェラードが変えるアストン・ヴィラ

ジェラード就任で変わるアストン・ヴィラ photo/Getty Images

リヴァプール、マンC相手にも1点差

スコットランドのレンジャーズを経て、今年11月にアストン・ヴィラの指揮官に就任したスティーブン・ジェラード。就任から6試合で4勝2敗と結果を出しており、その2敗も相手はマンチェスター・シティとリヴァプールだった。ここまでのジェラードの仕事は称賛に値する。

英『The Guardian』が見事と称えたのは、中盤の質をアップさせたことだ。以前は中盤の距離感が開いていることも多かったが、今は守備面での選手間の距離が良いと評価されている。マンCとリヴァプールにも敗れはしたものの、どちらも1点差での敗北だった。まずまずの内容と言えるのではないか。

特にジェラード就任からパフォーマンスが改善されたと評価されているのが、中盤のマーヴェラス・ナカンバ、ジェイコブ・ラムジー、ジョン・マッギン、左サイドバックのマット・ターゲット、右サイドバックのマティ・キャッシュの5人。
ジェラード就任後は両サイドバックからのビルドアップも評価されており、中盤の3枚もこれまでは3人合わせて1試合平均115回のボールタッチ数だったが、ジェラード就任後は195回までアップしている。まだ6試合だけだが、良い方向に向かいつつあると捉えられているようだ。

18日には下位に沈むバーンリーと戦い、26日にはチェルシーとの戦いが予定されている。今のアストン・ヴィラならば、やや調子を落としているチェルシー相手にサプライズを起こせるかもしれない。そうなればジェラードの評価がさらに上昇することになりそうだが、ジェラードは名将となれるのか。早くも注目の青年指揮官となりつつある。

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