シャビ・バルサの守備陣はテコ入れ必須 ターゲットとなる欧州王者の3人組

シャビが求める守備者とは photo/Getty Images

誰も取れない可能性もあるが

CLグループステージ最終節ではバイエルン・ミュンヘンに0-3での大敗を喫したバルセロナ。決勝トーナメント行きを賭けた重要な試合だったが、ドイツの絶対王者に大きな差を見せつけられてしまった。さらに公式戦では対レアル・ベティスから公式戦3戦勝ち無しであり、そろそろシャビ・エルナンデス就任の効果が薄くなっている。

特に気になるのは守備陣だ。ロナウド・アラウホは頼れるセンターバックだが、彼以外は不安が多い。ベテランのジェラール・ピケはスピード不足が顕著であり、若手のエリック・ガルシアは対人能力が低い。クレマン・ラングレとサミュエル・ウムティティは安定感に欠ける。フェラン・トーレス獲得が囁かれる攻撃陣の人員不足も目立つが、守備陣にもテコ入れは必須となっている。

だが、財政状況を考えれば高額で実力のある選手を獲得するのは難しく、現実的に考えればフリーになる選手を狙うべきか。

西『MARCA』によればバルセロナはチェルシーのアントニー・リュディガー、セサル・アスピリクエタ、アンドレス・クリステンセンの今季で契約の切れるCBトリオをターゲットにしているようだ。

確かに彼らが連れてくることができれば、守備の不安は大方解決させるだろう。連携も問題なしであり、堅守を築いてくれるはずだ。だが、彼らを狙うライバルは多い。リュディガーであれば、レアル・マドリードが、クリステンセンはトッテナムやマンチェスター・ユナイテッドがターゲットとしているようで、資金不足のバルセロナが選手を納得させる給料を提示できるかは分からない。

前述した2人と比べ、獲得競争が少ないと予想できるのがアスピリクエタだ。名将トーマス・トゥヘルのもとで欧州王者に輝いた選手であり、年齢による守備力の衰えもそこまで感じられない。リーダーシップのある選手であり、崩壊しかけている守備陣をまとめ上げる存在となるだろう。

前述したトーレスやアーリング・ハーランドなど前線ばかりの名前が挙がるバルセロナの補強事情。もちろん、攻撃を取ることも大事だが、まずは守備の安定感を生み出すべきか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ