今季公式戦“無敗男” 王者・川崎のJ1連覇を支えた主将・谷口の存在の大きさ

笑顔でシャーレを掲げる主将・谷口 photo/Getty Images

守備だけでなく攻撃面でも存在感

ついに長きにわたって熱き戦いが繰り広げられた明治安田生命J1リーグの2021シーズンの全日程が終了。38試合で28勝8分2敗の勝ち点「92」と、今季も圧倒的な強さを披露した王者・川崎フロンターレの連覇で幕を閉じた。

ただ、ここまでの道のりは決して簡単なものではない。チームのバンディエラであった中村憲剛が昨季をもって引退し、日本代表でもプレイする守田英正も1月に欧州挑戦を決断。さらに、今夏には田中碧と三笘薫の2人の若き逸材たちも大いなる夢のために欧州へ旅立ち、それに追い打ちをかけるように怪我人が続出するアクシデントなどもあった。しかし、チーム全員で成長しながら、苦しいときにも我慢強く戦い、着実に勝ち点を積み上げていった。多くの困難を乗り越えての連覇だ。

ゴールとアシストを量産して得点王にも輝いたレアンドロ・ダミアン、そのユーティリティ性と責任感の強さでチームを支えてきた旗手怜央、急成長を遂げて今や中盤に必要不可欠な存在となりつつある橘田健人、最後の砦として窮地を救い続けたチョン・ソンリョンなど……。連覇の立役者は多くいるが、やはり主将である谷口彰悟の存在を忘れてはいけない。

カバーエリアの広さや対人能力といった守備面はもとより、正確なロングフィードやサイドチェンジなどで、幅や深さをうまく使いながら攻撃の起点となることも多々あった。インターセプトしたボールを、そのままダイレクトでカウンターの1本目のパスにするプレイ等もさすがだ。もちろん、精神的な支柱としての存在も大きいはず。実際に、数字にも谷口の存在の大きさはあらわれている。フロンターレは今季、ここまで谷口が出場した公式戦は全て負けていないのだ。

川崎はまだ天皇杯が残っているが、同大会の連覇を目指す上でも間違いなくキーマンとなるだろう。また、今季はアンカーとしてのチャレンジも行っており、来季以降の活躍、新なり飛躍にも目が離せない。

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