現在J2日本人得点王の34歳 東京Vで花開いたプロ16年目のストライカー

東京Vへ復帰して得点量産している小池 photo/Getty Images

7クラブを渡り歩いた


今季の明治安田生命J2リーグの得点ランキングは、J2チャンピオンでエースを務めるルキアン(22得点)と昨季トップに輝き2年連続得点王を狙うピーター・ウタカ(21得点)がデッドヒートを繰り広げている。

そんな彼らの下で日本人トップとなっているFWが小池純輝だ。東京ヴェルディのエースとして君臨する彼は、プロ16年目にしてキャリアハイとなる17ゴールをここまで挙げているのだ。

2006年に浦和レッズユースからトップチームへ昇格した小池。同年にクラブのJ1初優勝を経験すると翌年にプロデビューを果たす。しかし出場機会には恵まれずザスパ草津(ザスパクサツ群馬)で武者修行する。2010年に水戸ホーリーホックへ完全移籍すると、東京V、横浜FC、ジェフユナイテッド千葉、愛媛FCなどに所属して、右サイドハーフや右SBでも起用されていた。

2019年には東京Vへ再加入すると、キャリアハイとなる40試合16得点を記録する。得点能力を開花させ、今季は19年を上回る17ゴールと、チームのエースとして君臨しているのだ。

若いころからの武器であったスピードを活かしながら、SBでも培われた献身性を前線から発揮しており、7クラブでの経験を自身のプレイにも活かしてさらに成長。数多くの監督の下でプレイしてきたことで戦術理解度も非常に高い。小池のFWとしての価値は16年間のキャリアの中で磨かれたものといえる。

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