“ヴィエラ級”のパーフェクトMF誕生へ イングランドの未来を担う男の新たな姿

ウェストハムで着実に成長を遂げるライス photo/Getty Images

“守備的MF”というイメージからの脱却

プレミアリーグ屈指のレベルを誇る守備的MF。今やそれほどまでの評価を得るようになった中堅クラブの若き中盤戦士だが、彼はここからさらに突き抜けた存在となっていくのだろうか。決して守備の場面だけでなく、ピッチ上のどこでもチームに貢献できる。ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスは、今後そんな選手に進化していくのかもしれない。

これまではウェストハムで守備的MFとして頭角を現してきたライス。だが、彼が攻撃面でもチーム貢献できる中盤戦士になってきたことは、現地時間28日に行われたプレミアリーグ第13節のマンチェスター・シティ戦でも見て取れた。この試合、相手の激しいプレスに晒されることとなったウェストハムだが、ライスはそのなかでも安定したパスの供給源として機能。データサイト『SofaScore』によると、同選手はチームトップとなる39本のパス成功数を記録し、その成功率も95%という驚異的な数字を叩き出してチームにおける希望の光となった。

加えて、その推進力のあるドリブルでも、ウェストハムがボールを前進させる上でライスは存在感を見せた。もちろん守備の仕事もきちんとこなしており、この試合ではインターセプト数でもチームトップタイとなる4回を記録している。攻守に違いを見せるパーフェクトMF。この調子で成長を続けるのであれば、将来はパトリック・ヴィエラ級の選手となることも可能か。今回のマンC戦で披露したライスのパフォーマンスは、そんなことを思わせる出来だったと言っていい。

「僕はこの先もっとアグレッシブで、流動的な選手になりたいんだ。今はそれができる自信も出てきたし、目標は高く設定したいよ。これまでの僕は常に4バックの前でプレイするだけのMFと考えられていたと思うけど、多くのことを改善してさらにレベルの高いMFになりたい。理想はこれまでも言ってきたように、パトリック・ヴィエラとヤヤ・トゥレだ。現役選手ならロドリやフェルナンジーニョかな。いずれは彼らのようなレベルに到達したいと思っているよ」(英『football.london』より)

そして実際、ライスも理想は攻撃にも守備にも貢献できるMFになることだと、このように語っている。現段階でも相当に周囲の評価は高いイングランド代表MFだが、彼は今後さらにスケールの大きな選手となっていくのだろうか。イングランド代表の中盤で、新たなパーフェクトMFが誕生しようとしている。

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