レイソルの最終ラインを支えた“守備職人” 見逃せない高橋祐治の貢献度

福岡戦で印象的なパフォーマンスを披露した高橋祐治 photo/Getty Images

素晴らしい活躍を見せた長身CB

20日に行われた明治安田生命J1リーグ第36節にて、ホーム・三協フロンテア柏スタジアムにアビスパ福岡を迎え入れた柏レイソル。双方ともに守備的な戦い方を得意とするチーム同士の対戦は、最後まで強度の高い引き締まったゲームに。お互いに何度か相手ゴールを脅かすシーンこそあったものの、最終的には0-0のスコアレスドローに終わっている。

スコアだけ見れば、味気ない試合。そんな印象を持ってしまう人もいるかもしれない。だが、見方を変えればこの柏vs福岡の試合は“相手の特長を消す”というお互いの良さが出たゲームだったと言っていい。ゴールが生まれなかったことは少し残念だったが、最後までクオリティを落とさずに練度の高い守備を披露した両チームの選手たちは間違いなく称賛に値する。

なかでも、柏の最終ラインを支えた守備職人の仕事は際立っていたと言っていい。その守備職人とは、センターバックの一角として奮闘したDF高橋祐治(28)だ。
若い古賀太陽とCBコンビを組み、90分を通して状況に応じた適切なディフェンスを披露した高橋。この試合の福岡は[4-4-2]システムの2トップに身体の強いファンマ・デルガトとジョン・マリを採用してきたが、高橋は187cmの長身を活かしたフィジカルを前面に出した守備で一歩も引かない対応を見せた。そんな高橋の奮闘ぶりはスタッツにもあらわており、この試合で同選手が記録したクリア数(12回)や空中戦勝利数(5回)はいずれもチーム最多の数字となっている。

レイソルの最終ラインで非常に重要な役割を担った“頼れるセンターバック”。柏の守備を支える男の活躍からは、今後も目が離せない。

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