右SBの冨安健洋はパニックバイではなかった アーセナルが楽しむ堅守の時間

好調を維持するアーセナル photo/Getty Images

守備が最大の強みに

徐々に調子を上げているアーセナルを支えているのは、試合を重ねるごとに安定感を増す守備だ。以前のアーセナルは魅惑のパスワークで相手を崩す攻撃的なチームとのイメージもあったが、現チームの強みは守備と言い切っていい。

選手たちも自信を深めているのだろう。英『sky Sport』によると、今夏ベンフィカからアーセナルへ加わった左サイドバックのヌーノ・タヴァレスはチーム全員での守備を楽しんでいると語る。

「チーム全体で守備をするのが好きなんだ。僕たちはすべてのボールにアグレッシブで、失点することを嫌う。これは上手く守るためのカギだよね」
実にシンプルな理由だが、守備を楽しめているのはポジティブなことだ。

そのポジティブな流れを呼び込んだのはタヴァレス、GKアーロン・ラムズデール、DF冨安健洋、ベン・ホワイトといった最終ラインの新戦力で、彼らの獲得はここまで大ヒットだ。

『EuroSport』も右サイドバックとしてフィットする冨安について、「パニックバイではなかった」と評価。右サイドバックの位置からもたらす冨安効果を認めている。

20日にはリヴァプールとのアウェイゲームがあり、ここで守備の強度が改めて問われることになるだろう。両チームとも代表戦による疲労もあるだろうが、アーセナルは楽しむ堅守でリヴァプール攻撃陣をシャットアウトできるか。

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