[4-3-3]では不遇となってしまった2人のサムライ 現状を崩さず彼らを復活させる術とは

鎌田大地、南野拓実の2人は実力があるだけに勿体ない photo/Getty Images

色々な方法を試したい

ワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選を戦っている日本代表。11月に行われた代表戦ではベトナム、オマーンに勝利し、無事勝ち点6を獲得している。これで日本が所属するグループBではサウジアラビアに続く2位となっており、本大会出場が現実味を帯びてきた。

しかし、まだまだ問題はある。今回の2試合は伊東純也がゴールを決めて白星を掴んだが、彼が不在の場合や、疲労でパフォーマンスが低下してしまった際の解決策がない。実際にオマーン戦では終盤の伊東に疲労が見られ、ミスが目立っていた。現状アジアレベルでは問題ないが、その他の地域と対戦する際は交代策で攻撃を活性化したい。

そこで重要となるのはそこまで出場機会を得られていない選手たちか。特に鎌田大地に関してはオーストラリア戦で[4-3-3]に戦術を変更して以降、出番は得られておらず、オマーン戦ではベンチを温めた。

解決策の一つとしては、伊東が下がった交代を機に[4-5-1]へ戻しトップ下を復活させ、鎌田を投入する案だ。彼が輝けるポジジョンはトップ下であり、サイドで微妙な南野拓実の復調も期待できる。また、前半は[4-3-3]、後半[4-5-1]でフォーメーションを変更するのも悪くない。現状三笘薫、伊東のウイングがハマっているが、彼らの勢いを落とさず代役を務められる選手はおらず、それであれば別の戦術で生きる実力者を起用したい。難しいことだが、今の[4-3-3]では鎌田や南野は輝けておらず、非常に勿体ない。招集できる選手層を増やすためにも、2通りの戦術を使い分けるべきか。

[4-3-3]でスタートしてから思うような活躍を見せられていない鎌田と南野。彼らの実力は本物であり、本人の適性にあったポジジョンを本大会までに見つけたい。

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