一つポジジョンを下げるのも悪くない? 速さを失ったベルギー代表が今後生きる道

以前までのスピードが失われてしまったデ・ブライネ photo/Getty Images

まだまだ現役ではあるが

マンチェスター・ユナイテッドとのダービーに無事勝利し、勝ち点3を積み上げたマンチェスター・シティ。この試合ではベルナルド・シウバやジョアン・カンセロ、フィル・フォーデンらが躍動しており、見事白星を獲得している。同じく11節に行われたチェルシーとバーンリーの一戦は引き分けに終わっており、首位との勝ち点を3ポイントに縮めている。

このように好調を維持するマンCだが、エースのケビン・デ・ブライネがトップフォームに戻らない。マンU戦でもフル出場しており、悪くないパフォーマンスだが、前述したシウバやカンセロ、フォーデンらと比較するとインパクトに欠けるゲームとなった。やはり足首の怪我が影響しているのかクイックネスの部分が衰えており、スピーディなプレイは見られていない。

30歳とベテランの領域には入っているが、まだ最前線から退くのは早い。現状インサイドハーフだが、一つポジジョンを下げアンカーとしてプレイするのも悪くないか。パスの成功率に関しては好機を演出するチャレンジパスが多いため高い選手ではないが、普段のパス精度から考えればロドリ並みの精密機械となれるだろう。また、前線のスペースを見つける視野の広さは抜群であり、後方の司令塔として活躍できるか。問題は危機察知能力だが、現状での守備強度を見ればそこまで問題ではない。

2015年にマンCに加入して以降は常に最前線を走ってきたベルギー代表MF。まだまだインサイドハーフでは現役だが、インテンシティの部分で厳しくなれば一つポジジョンを下げるのも悪くない判断だろう。

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