その力はまさに“諸刃の剣” 柴崎岳を森保一はどう起用する?

森保一監督は柴崎岳をどう扱うのか photo/Getty Images

オマーンにはリベンジしたいところ

2022年に予定されているワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選を戦っている日本代表。日本が所属するグループBでは4位となっており、少なくとも大陸間プレイオフに参加できる3位を目指したい。日本代表は11日にベトナムと、16日の深夜にオマーンと対戦する。

この2戦で勝ち点6が必要なサムライブルーだが、今回の招集メンバーでは川崎フロンターレの旗手怜央、ベルギーへ渡った三笘薫など目新しい選手が呼ばれており、どう起用されるのか楽しみだ。

逆に意外だったのはレガネスのMF柴崎岳か。前回の代表戦ではサウジアラビア戦でミスから失点を献上しており、次節のオーストラリア戦ではスタメンから外れている。現状では[4-3-3]の中盤3枚で田中碧、守田英正、遠藤航の3人が起用される可能性が高く、柴崎の居場所はないように見えるが、今回は流れを変えるジョーカーのような活躍に森保一監督は期待しているのかも知れない。

前回の代表戦では、ボールロストの多さや守備での貢献度の低さから何かと批判にさらされていた柴崎だが、彼のミドルシュートやキラーパスはサムライブルーでもトップクラスのレベルにある。サウジアラビア戦でのミスが注目されているが、前半に見せたミドルシュートは枠を捉えており、あれが決まっていれば評価は反対のものになっていただろう。しかし、前述したようなボールロストの多さはスペインでも見られ、一つのミスが負けに直結してしまう最終予選では起用しづらさも感じてしまう。そこは森保一監督の腕の見せ所だが、諸刃の剣となっている柴崎をどう使うのか注目だ。

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