ドリブラーにも司令塔にもなれる35歳 家長昭博は川崎の黄金時代へのラストピースとなった

今季も主力として活躍した家長 photo/Getty Images

4度のリーグ優勝に貢献

川崎フロンターレは明治安田生命J1リーグ第34節で浦和レッズと対戦。終盤に追いつかれ1-1のドローで終了するも、横浜F・マリノスがガンバ大阪に敗れたことで今節での優勝が決まった。

この試合で右ウイングで先発出場した家長昭博は、積極的なドリブルで前線へと仕掛けるだけでなく中盤の位置まで下がってパスを供給。浦和のストロングポイントとなっていた左サイドに対しても、家長が中盤とサイドで縦横無尽に圧力をかけて守備へと走らせることで良さを完全に消した。

そんな家長は優勝が懸かったこの試合でパス成功本数「62」、成功率「91%」とチームトップの成績を記録。さらにドリブルから何度もチャンスメイクするなど、司令塔にもドリブラーにもなれる男が川崎をリーグチャンピオンへと導いた(データは『SofaScore』より)。

2017年に大宮アルディージャから川崎へ加入した家長。その年から川崎は5年間で4回ものリーグ制覇を経験している。2018年にはリーグMVPも受賞した彼の存在は、チームが黄金時代へと迎える最後のピースだったのかもしれない。

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