名将モウリーニョ伝説はもう終わりなのか 2000年代がピークの“時代遅れ”との声

ローマを指揮するモウリーニョ photo/Getty Images

タイトルを獲得できぬ日々

現在ローマを指揮するジョゼ・モウリーニョは世界を代表する名将であり、スペシャル・ワンとの呼び名はサッカーファンの間で有名だ。

しかし、近年は思うような結果が出ていない。以前はタイトルを量産するスペシャリスト的存在だったが、最後にタイトルを獲得したのはマンチェスター・ユナイテッド時代の2016-17シーズンのことだ。

リーグタイトルに限れば、チェルシー時代の2014-15シーズンが最後。近年はモウリーニョの経歴に傷がつくようなゲームも増えている。
現在指揮するローマでもヨーロッパリーグにてノルウェーのFKボデ・グリムトに1-6のスコアで敗北。メンバーを入れ替えていたとはいえ、モウリーニョのチームらしくない大敗だ。

英『FourFourTwo』は、モウリーニョのサッカーは時代遅れになったのではないかと分析している。指揮官としてのピークは2000年代であり、2020年代に入った現代ではモウリーニョのメソッドは通用しないのかもしれない。

マンUを離れてからはトッテナム、ローマで仕事をしてきたが、どちらもリーグ制覇を狙うようなビッグクラブではない。準強豪といった立ち位置で、モウリーニョのキャリアから考えると地味な仕事場とも言える。

これは評価が下がっていることのサインと考えることもでき、チャンピオンズリーグ制覇を狙うようなビッグクラブが今のモウリーニョにオファーを出す可能性は高くない。

ローマでも熱い姿勢を見せてサッカーファンを盛り上げてくれているが、再びリーグタイトルを獲得する日はくるのか。何かをアップグレードしなければ名将との評価も落ちてしまうかもしれない。

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