“現代表最強クラス”の3バック完成へ オランダの名将が持つ選択肢

ファン・ハールの下でW杯目指すオランダ代表 photo/Getty Images

W杯制覇も狙える陣容

3度目となるルイ・ファン・ハール体制でリスタートしたオランダ代表。

今月行われたワールドカップ・カタール大会へ向けた欧州予選でも順調に白星を重ねており、グループGで首位に立っている。

復活の兆しを見せるオランダを来年のワールドカップで見たいところだが、1つの注目は代表最強クラスと呼べる3バック完成だ。
ここまでファン・ハールはリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイク、インテルDFステファン・デ・フライをセンターバックに据えた4バックを選択するケースが多いが、ベンチにはユヴェントスDFマタイス・デ・リフトが控えている。これほど優れたセンターバックを3枚も抱えた代表チームも珍しいだろう。

ファン・ハールも3バックのオプションを考えているようで、オランダ『NOS』によれば今後は試合状況に応じて4バックと3バックを使い分けられるチーム作りを目指すという。

ファン・ダイクは怪我でEURO2020を離脱していたため、今夏のオランダは万全の守備網を築くことができなかった。結果的にはベスト16でチェコに敗れてしまい、消化不良なEUROとなってしまった。ワールドカップではそれのリベンジに期待がかかる。

右のウイングバックでは今夏インテルへ移籍したデンゼル・ダンフリースも成長しており、こちらも3バックに合う選手だ。

ファン・ハールは以前オランダ代表を率いていた際にも3バックを採用していたが、ワールドカップまでに4バックと3バックを使い分けるチームへ昇華させてくるのか。すべてが噛み合えば来年のワールドカップで優勝を目指すことも不可能ではないはずだ。

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