高校選手権で得点王に輝いた男が甲府へ 大卒ルーキーながら即戦力としても期待大

昨季の全国大会でも得点を決めた飯島(中央左) photo/Getty Images

前橋育英から法政大へ入学

ヴァンフォーレ甲府は法政大学からFW飯島陸の加入を発表した。昨季は2選手を法政大から入団している甲府は、これで2季連続3人目の獲得となった。

1999年生まれの飯島は、前橋育英高校で2度の全国高校サッカー選手権大会決勝に出場。2017年大会では優勝を手にし大会得点王になるなど、チームを全国制覇に導くエースとなった。

高校卒業後は法政大学へ入学。大学3年生の昨季は関東大学リーグ戦で13試合6得点を記録し、今季も2ゴールを奪っている。

甲府は昨季も長谷川元希と関口正大を獲得しており、法政大出身選手が増加。法政大だけでなく日本大学のGK山内康太の加入も決定しており、昨季も明治大学の主将を務めた須貝英大や桐蔭横浜大学から鳥海芳樹を獲得するなど大卒ルーキーを多く補強している。

どの選手もルーキーながら主力として活躍しており、昨季加入した選手たちの多くはスタメンに名を連ねている。近年大学からJ2で活躍して上のカテゴリーへの“個人昇格”も増えている。当然甲府もJ2で現在5位とまだまだJ1昇格を狙えるだろう。

数多くの大卒選手を主力へと育てながら勝ち進む甲府。今はルーキーといえど大卒選手は即戦力としても捉えられる。飯島も法政大の先輩たちとともに、チームをさらに上へと引っ張っていくことができるか。

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