絶好調ナポリに帰ってきた“頼もしきMF” 復帰したデンメが中盤をさらに引き締める

カリアリ戦で復帰し、ハードなコンタクトプレイも難なくこなしたデンメ(右) photo/Getty Images

指揮官からの信頼も厚い中盤戦士

現地時間26日に行われたリーグ第6節のカリアリ戦にも勝利し、2021-22シーズンのセリエAでいまだ全勝をキープしているナポリ。その強さの秘訣はリーグ最少失点(2失点)を誇るディフェンスで、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリを中心に彼らは“要塞”とでも表現すべき堅牢な守備組織を構築している。

そんなナポリの守備陣だが、ひとりの中盤戦士の復帰でそれはさらに強固なものとなっていくのだろうか。このカリアリ戦で、同クラブには頼もしき男が帰ってきている。その選手とは、MFディエゴ・デンメだ。

7月に行われたプレシーズンマッチのプロ・ヴェルチェッリ戦で膝を負傷し、今季は開幕から離脱を強いられていたデンメ。当初は復帰までに3〜6カ月程度を要する可能性があると報じるメディアもあったが、このドイツ人MFは比較的早い段階でピッチに戻ってきた。復帰戦での出場は88分からと短かったが、そのプレイを見るかぎりフィーリングは悪くなかったと言えるだろう。追うべきところはきちんと追って、ある程度スピードに乗ったプレイも問題はなさそうに見えただけに、戦力としてはカウントできる状態にまで戻ってきているのだろう。

そうなれば、ナポリにとって嬉しいニュースなのは間違いない。いきなりフルタイムで起用するのは難しいだろうが、試合終盤に投入する“クローザー”としての役割も期待できるデンメ。あまり目立ちこそしないものの、その守備技術はピカイチだ。実際、それは昨季のリーグ戦におけるデータにも表れており、このドイツ人MF不在時(1823分間)にナポリが記録した90分あたりの失点数は「1.38」。対して、彼の出場時(1597分間)はこの数字が「0.73」にまで下降する。その差は実に「0.65」。あくまで昨季のデータだが、彼の復帰が守備陣のさらなる強化につながる可能性は高いと見ていいはずだ。

「今季、私はディエゴを中盤の核として考えているよ。まだ改善すべき点はあるけれど、中盤を支配するという点から彼はローマで活躍した(ダビド・)ピサロのようになれると思っている。それだけの価値がある選手だ」(伊『Gazzetta dello Sport』より)

これは負傷前のデンメに関して、ルチアーノ・スパレッティ監督が残していたコメントだ。怪我さえなければ開幕から中盤を支配するはずだった男の帰還。デンメの復帰でナポリはますます手が付けられないチームとなるかもしれない。

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