冨安健洋は既に欠かせない アーセナルを支える右サイドの番人

3試合目にして素晴らしい活躍だ photo/Getty Images

サカとの相性もバッチリだ

先日行われたプレミアリーグ第6節アーセナル対トッテナムのノースロンドン・ダービーは3-1でガナーズの快勝となった。開幕から3連敗を喫したアーセナルに対し、スパーズは逆に3連勝。対照的な成績を残したチーム同士の一戦となったが、アーセナルが素晴らしいパフォーマンスを披露し、前半だけで3点をゲット。後半スパーズが少し盛り返すも及ばずアルテタ・アーセナルは3連勝を記録した。

今夏の移籍市場で加入した日本代表のDF冨安健洋はこの試合でも右サイドバックでピッチに立つとフル出場を果たす。前半は果敢に攻撃参加し、右サイドを活性化させている。ビルドアップでも視野が広く正確なパスを武器にブカヨ・サカ、マルティン・ウーデゴー、冨安の三角形が右サイドでは機能していた。前線に上がった際もボックス内に積極的に進入しており、ゴールもそう遠くないか。

後半は守備の時間が増えるが、絶妙な距離感で対峙する選手を自由にさせず突破を許さない。ソン・フンミンやブライアン・ヒルといったスパーズを代表するドリブラーとのマッチアップが多かった右サイドの冨安だが、そういった選手たちにもバックパスを選ばせるなど、堅守ぶりを披露している。また、188cmという大きな身長は攻守において武器となっており、右サイドの空中戦は敵なしか。失点シーンでは少しつり出される形となったが、この試合でも変わらず安定した対応を見せ、勝利に貢献している。

右サイドバックとして不動の地位を築いている冨安。アーセナルも復調しており、この夏の移籍は正解だったか。

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