現アジアNo.1FWも韓国代表では“普通の選手”に 27点止まりの惜しいキャリア

韓国代表を引っ張るソン・フンミン photo/Getty Images

トッテナムでの輝きは見られない

現アジア最高のプレイヤーは誰かと問われれば、多くのサッカーファンはトッテナムに所属する韓国代表FWソン・フンミンの名を挙げるだろう。

トッテナムではハリー・ケインとともにチームの得点源であり、その得点力はワールドクラスと言っていい。現状プレミアリーグで二桁得点を挙げられるアジア人選手はソン・フンミンくらいだ。

しかし、ソン・フンミンのキャリアにも惜しいところはある。韓国代表のゲームになると、どこか平凡な選手になってしまうのだ。

ソン・フンミン個人の問題というより、韓国代表チームがソン・フンミンの能力を活かしきれていない印象が強い。

トッテナムでのソン・フンミンは通算286試合に出場して109得点。1試合平均得点は0.38点だ。

それが韓国代表のゲームになると、通算94試合で27得点。1試合平均得点は0.28点まで下がる。どちらかといえばアジアの戦いの方がレベルは落ちるのだが、ソン・フンミンはアジアの格下相手にも得点を奪えないケースが目立つ。

今月2日からは来年のワールドカップ ・カタール大会へ向けたアジア最終予選がスタートしたが、韓国は初戦のイラク代表戦をスコアレスドローで終えている。ソン・フンミンもフル出場したものの、最後までネットは揺らせなかった。

過去のアジア予選を振り返っても、2019年には北朝鮮戦(0-0)、レバノン戦(0-0)などソン・フンミンがフル出場しながらスコアレスに終わっているゲームも目立つ。アジアでは韓国相手に引いて守るチームも多く、ソン・フンミンもその打開に苦労している印象だ。

来年のカタール大会に出場できれば、ソン・フンミンは3度目のワールドカップとなる。前回のロシア大会はスウェーデン、メキシコ、ドイツと同居する死の組だったことが不運だったが、ソン・フンミンはキャリアの中でまだ1度もワールドカップ決勝トーナメントの戦いを経験していない。

アジア史上最高クラスのアタッカーが決勝トーナメント未経験で終わるのは寂しく、カタール大会こそはと本人も意気込んでいるはず。なかなか結果はついてきていないが、トッテナムで猛威を振るうワールドクラスのアタッカーは代表で成功できるのか。これほどのタレントを活かしきれていないのは韓国サッカー界にとっても大きすぎる痛手だ。

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