ロケットシュートで新たな武器を見せたレオ・セアラ 見えてきた得点王への道筋

得点を量産しているレオ・セアラ photo/Getty Images

得点を量産している

先日は惜しくも鹿島アントラーズに負けてしまった横浜F・マリノスだが、11日に行われたサンフレッチェ広島では3-1と勝利し、連敗を回避した。首位川崎フロンターレとの差はなかなか縮まらないが、リーグ終盤戦どちらが抜け出すのか注目が集まる。

そんな川崎を猛追するマリノスだが、今季加入のFWレオ・セアラが止まらない。序盤はベンチに座ることが多かったレオだが、オナイウ阿道のフランス移籍をきっかけに出場機会を掴む。24節の大分トリニータ戦で2ゴールを挙げると、続くベガルタ仙台戦ではハットトリックを達成。その後もゴールを積み上げ、ここまで9ゴールと二桁得点目前まで迫っている。

ゴール前での強さが光っているレオだが、試合を通じて成長したのか、より周りを生かすプレイが増えている。広島戦ではバイタルエリアで受けると、左サイドを走る前田大然へ浮き球のパスを供給しており、プレイの幅が広がっている印象だ。何より、3点目となる直接フリーキックには驚かされた。ゴールから少し遠い位置ではあったが、右足を一閃。ゴール右上に突き刺さる豪快なキックで今季9得点目をマークした。

その後も積極的な守備を見せ、チームに大きな貢献を見せたレオ。ここで気になるのはやはりリーグ得点王か。現在はチームメイトの前田が15ゴールで1位となっており、6ゴール差となった。リーグ戦も終盤に突入したが、確変状態に入っているレオであれば、残り10試合で前田に並ぶことも容易か。

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