1カ月で結果を残したドイツの“セットプレイ改革” キーマンとなる人物は

リュディガーがヘッドで2点目をマーク photo/Getty Images

フリック監督とともに就任した男

ドイツ代表はFIFAワールドカップの欧州予選でアイスランド代表と対戦。4-0と勝利を収め、9月の代表戦を締めくくった。

4得点の中でも注目したいのが2点目のアントニオ・リュディガーの得点だ。23分に右斜めからFKのチャンスを得たドイツ代表。ジョシュア・キミッヒのキックに反応したリュディガーが頭で合わせてゴールネットを揺らした。

このシーンではドイツの狙いがはっきりと出た。キミッヒのチップキックで送られたパスに対し、待っていたかのようにリュディガーはファーサイドから逆側のネットへとヘディングを放った。

ドイツ代表は今夏からセットプレイにおいて専門的なコーチを配属。ハンジ・フリック監督就任とともにやってきたマッツ・ブットゲライトの影響もあるだろう。ミッテランやU-18デンマーク代表のアシスタントコーチを務めていた36歳がドイツに新たな“セットプレイ改革”を起こしている。

試合後フリック監督はドイツメディア『RTL Television』のインタビューにて2点目は「狙っていなかったというと、それは嘘になる」とコメントしており、このゴールは自らの思惑通りだったようだ。

UEFA EURO2020をベスト16で敗退となったドイツ。W杯予選では首位をキープしている国が、フリック監督による改革によって1年後、どのような結果を残すのだろうか。

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