原動力となるのは中盤のオールラウンダー 唯一の3連勝で首位に立つトッテナム

中盤で素晴らしいパフォーマンスを披露しているスキップ photo/Getty Images

スキップのように万能な若手が増えてきている

プレミアリーグが開幕し、ここまで3試合が行われた。首位はトッテナムとなっており、唯一の3連勝を記録している。開幕節のマンチェスター・シティ戦、その後のウルブズ戦と強敵を退けており、新監督にヌーノ・エスピリト・サントを招聘したスパーズはスタートダッシュに成功したようだ。また、移籍が噂されていたハリー・ケインも残留が濃厚となっており、今季注目のチームである。

そんなスパーズだが、プレシーズンマッチから[4-3-3]の新しい試みを始めており、結果を見れば成功と言える。特に3ボランチの中央にポジジョンを取るオリヴァー・スキップの貢献度は高い。

スパーズアカデミー出身のスキップは昨季ノリッジにローン移籍しており、実戦での経験値を積んでいる。今季はその成果が出ており、ここまで3試合でフル出場を果たした。20歳と若い選手ではあるが、新生ヌーノ・スパーズの中心人物だ。

中盤の底からの配球技術、ボールを失わない上手さ、175cmとサイズは無いものの守備で体を張れる点など、満遍なく能力の高いスキップ。テンポよくパスを回すため、以前までのスパーズにあった攻撃での停滞感もさほど見られていないのはスキップの存在が大きいのか。直近のワトフォード戦では90分間のパス成功率が93%と高い数字を記録している。自陣での組み立てに回るためリスクの低いパスは多くなってしまうが、後方から楔のパスを何本も通しておりこの数字は素晴らしいと言える。

このように首位スパーズにおいて欠かせない選手となっているスキップ。次節は代表ウィーク明けのクリスタル・パレス戦となっており、その試合での活躍に期待だ(データは『WhoScored.com』より)。

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