日本代表は古橋を“2トップ”で試すべきか W杯へ残り1年で大迫を脅かす新戦力

セルティックで爆発する古橋 photo/Getty Images

森保ジャパンの序列は変わるか

森保ジャパン発足以降、前線の構成は1トップに大迫勇也を配し、2列目に堂安律、南野拓実、中島翔哉、鎌田大地、伊東純也らを並べる形が多かった。特に大迫は不動の存在といったところがあり、大迫の1トップは絶対だった。

しかし、ワールドカップ・カタール大会を1年後に控えたこのタイミングで状況は変わりつつある。

スコットランドのセルティックではFW古橋亨梧が大ブレイクしており、古橋はセンターフォワードも担当できる。最終ラインの裏を突く動きも上手く、決定力も高い。代表では1トップにこだわらずとも、2トップの形で古橋の個性を活かす案もあるのではないか。

横浜F・マリノスからトゥールーズへ向かったオナイウ阿道も注目 photo/Getty Images

最終予選でポジションを掴むのは誰だ

さらにフランス2部のトゥールーズではオナイウ阿道も開幕から出場を続けており、21日のディジョン戦では得点も記録。今季の結果次第ではオナイウも日本代表のスタメン候補となってくるだろう。

新たな海外組の古橋、オナイウらをどう代表チームに組み込んでいくか。この1年で森保ジャパンの序列に大きな変化が起こるかもしれない。

以前は南野、堂安、中島のトリオ、そして1トップの大迫が高い評価を受けてきたが、現在は中島も南野もクラブの方で満足な結果が出ていない。それは今夏にブレーメンを離れた大迫も同じだ。南野や大迫でも、このままでは代表での定位置が危ういかもしれない。

鎌田、ベルギーのヘンクで活躍を続ける伊東、東京五輪で3得点の結果を残した久保建英、そして古橋とオナイウ。彼らの個性を森保監督はどう融合させるのか。システム変更など、最終予選を通して様々な形へトライしていく必要がありそうだ。

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