イングランド代表のエースを止める働き マンCの左サイドを機能停止に追いやった男

タンガンガの迫力満点の守備に苦労するアタッカーは増えそうだ photo/Getty Images

今後期待できる選手だ

開幕からマンチェスター・シティとの強豪対決となったトッテナム。頼みの綱であるハリー・ケインを欠くことになったが、ソン・フンミンのゴールでリードに成功し、ヌーノ・エスピリト・サント体制初のプレミアは白星スタートとなった。

そんなゲームで勝利の立役者となったのは、右サイドバックで先発出場を果たしたDFジェフェット・タンガンガか。

スパーズのアカデミー出身タンガンガは2019年にトップチームデビューを飾るも、当時の指揮官から信頼は得られず、昨季も6試合の出場に留まっている。それでも、ヌーノ新監督からは信頼されているようで、開幕スタメンを掴んだ。

彼の強みは対人性能だ。この試合で対峙した相手はイングランド代表の10番ラヒーム・スターリングだった。彼はスピードを武器にするドリブラーで、安易にボックス内に進入させれば、ファウルが怖く近づけない選手となるが、タンガンガはスターリングのファーストタッチを狙って前を向かせない作戦に出た。これが功を奏し、この試合でスターリングにはほぼ何もさせていなかった。ややプレイが荒く、何度も主審から注意を受けており、この改善点を克服できればプレミア屈指の守備力をもった右サイドバックとなれそうだ。

マンCの左サイドを機能停止に追いやったタンガンガ。まだ、22歳と若い選手だが、今シーズンでどこまで成長するのか楽しみだ。

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