プレシーズン未勝利でも心配無用 バイエルンにエンジンが掛かるのはこれからだ

ここまでプレシーズンマッチ未勝利のバイエルン photo/Getty Images

開幕すればいつもの絶対王者に?

2021-22シーズンの開幕が目前に迫ってきたが、新体制となった絶対王者には未だ白星がない。はたして、バイエルン・ミュンヘンは来季もブンデスリーガの盟主として頂点に君臨することができるのか。現時点で雲行きは少し怪しいと言わざるを得ない。

7月31日に行われたナポリとの試合にも敗れ、ここまでプレシーズンでの戦績は1分3敗。ユリアン・ナーゲルスマン監督の就任で新たな風を取り入れたはいいものの、結果はなかなか出てこない。2021-22シーズンは若返りを計画しているであろうバイエルンだが、周囲が求めているのは“強さを維持した上での世代交代”。それだけに、現時点での不調は少し心配といった声も現地メディアの間では上がっている。

しかし、逆の考え方もできるか。シーズン中に負けられない戦いを強要されるとなれば、ナーゲルスマン監督にとって勝敗を度外視しながら戦力を見極めることができる機会はプレシーズンのみ。そういった意味で、チャンレンジしながら新しいものを見出す時間は今しかないと言えるだろう。

加えて、EURO2020を戦った各国代表組のコンディションも気になるところ。ナーゲルスマン監督も現状については「まったく心配していない」と語っており、プレシーズンはあくまでも調整期間と捉えている可能性は高そうだ。そんななか、FWセルジュ・ニャブリも現時点におけるバイエルンの状態については次のように語る。

「これは通常のプロセスだよ。僕らは約2カ月もの間一緒にプレイしていなかったんだ。そして、多くの選手は1週間ほどしかトレーニングをせずにプレシーズンマッチへと入った。そんな状況で全員がスピーディにプレイするのは不可能だよ。そして、新しい監督のアイデアもピッチ上で表現しなければならない。パーフェクトは無理だね。でも、確実に良いリズムにはなってきているよ。そう遠くないうちに全てがうまくいくはずさ」(ブンデスリーガ公式サイトより)

自身のコンディションを上げていくのと同時に、今夏は新監督の戦術も頭と身体に叩き込まなければならないバイエルンの面々。そうした事情を考えれば、現時点で結果が出ていないことには目を瞑る必要があるだろう。やはり、彼らがエンジンを賭けてくるのはシーズンが始まってからということになるのだろうか。現状は少し心配な面もあるドイツの絶対王者だが、そこまで心配する必要はないのかもしれない。

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