本田、香川、大迫よりディフェンス三銃士 “鉄壁”のOAトリオ”招集は大正解

快調に白星重ねるU-24日本代表 photo/Getty Images

守備にオーバーエイジ枠を使用したのは当たった

東京五輪の男子サッカー・グループステージを3連勝で突破したU-24日本代表。ここまで見事にヒットしているのが、オーバーエイジの選出だ。

自国開催ということもあって気合が入っていたのもあるだろうが、他国に比べて日本のオーバーエイジ選考は的確かつ豪華だった。

久保建英、堂安律ら前線は若い力に任せ、ひとまず守備の方を吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航の3人で固めようとの考えは見事に当たっている。彼らが守備をまとめてくれるおかげで、久保や堂安といったアタッカーが自由な発想で攻撃を仕掛けることが出来ている。

米『ESPN』も日本のオーバーエイジ選考を称えており、南野拓実や大迫勇也、さらには本田圭佑、香川真司といった経験豊富なアタッカーを招集する考えもあったはずと取り上げている。

確かにネームバリューならば本田や香川といった選手も興味深いが、それよりも守備の安定性を優先した方がいいとの結論に至ったのだろう。事実、攻撃陣はオーバーエイジの力を借りる必要がないほど機能している。

興味深いが、オーバーエイジ枠をDFに使用しなかった国はグループステージ敗退に終わったケースが目立つ。日本が対戦したフランスもFWアンドレ・ピエール・ジニャック、FWフロリアン・トヴァン、MFテジ・サヴァニエにオーバーエイジ枠を使っており、守備は散々だった。

同じくグループステージ敗退のドイツもMFマクシミリアン・アーノルド、FW マックス・クルーゼ、MFナディーム・アミリにオーバーエイジ枠を使用している。

アルゼンチン代表の場合はGK ヘレミアス・レデスマにオーバーエイジ枠を使用していたが、オーバーエイジはレデスマ1人で最終ラインにはテコ入れしなかった。結果はグループステージ敗退だ。

その点ダニエウ・アウベス、ジエゴ・カルロスと最終ラインにオーバーエイジ枠を使用したブラジル、マンチェスター・ユナイテッドDFエリック・バイリーを招集したコートジボワール、A代表での経験も豊富なセンターバックのアハメド・ヘガジーを招集したエジプトといった国々はグループステージを突破している。

準々決勝で日本と対戦するニュージーランド代表も、DF登録の選手2枚にオーバーエイジ枠を使用している。やはり若い世代の戦いである五輪において守備をまとめるベテランの存在は大きいのかもしれない。

日本も冨安を含めれば最終ラインはほとんどA代表と変わらぬ顔ぶれで戦うことができ、安定感は抜群だ。当初は大迫、攻撃をコントロールできるMF柴崎岳といった名前もオーバーエイジ候補に挙げられていたが、守備固めに枠を使用したのは大正解だった。

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