もう中村俊輔のようなフィーバーは起こらない? “海外組”に見る日本サッカー界の変化

セルティックへ向かう古橋 photo/Getty Images

欧州5大リーグへの移籍は慣れたものに

日本サッカー界は、ここ15年ほどで大きく成長した。その成長は世界から認められ、海外のクラブでプレイする日本人選手も増えている。

今夏にもヴィッセル神戸からFW古橋亨梧がスコットランドの名門セルティックへ、川崎フロンターレからFW三笘薫がイングランドのブライトンと契約を結び、そこからベルギーのロイヤル・ユニオン・サンジロワーズにレンタル移籍すると見られている。

どちらもJリーグで実績を残してきたアタッカーで、海外挑戦を待っていたファンもいただろう。しかし、ちょっと物足りないと思った人もいるのではないか。

英『The Guardian』は、古橋のセルティック移籍にそこまで興奮しないと取り上げている。

理由は単純で、中村俊輔がセルティックでプレイしていた頃とは日本サッカー界の状況が変わったからだ。

当時の中村の活躍は鮮烈だったが、そこから先輩に続けと内田篤人がシャルケ、長友佑都がインテル、本田圭佑がミラン、香川真司がドルトムント、マンチェスター・ユナイテッドへ向かうなど、ビッグクラブでプレイする日本人選手が一気に増えた。

日本人選手の海外移籍は世界でもスタンダードなものとなり、欧州5大リーグではないスコットランド・セルティックへの移籍に熱狂する日本人は減っているのだ。これは日本サッカー界が前に進んでいる証拠なのかもしれない。

三笘に関しても同じで、日本人選手のレベルならばベルギーである程度通用することは証明済みだ。日本代表での活躍も期待される三笘には早々にベルギーで結果を出してもらい、早く欧州5大リーグでプレイしてもらいたいと考えているファンも多いはず。

欧州挑戦で学ぶことがある。数年前の日本サッカー界はそんな主張を続けてきたが、今では多くのファンが欧州組の存在に慣れ、5大リーグでのプレイを求めている。

もはや欧州挑戦は当たり前で、5大リーグやチャンピオンズリーグで活躍しなければ日本のファンは興奮しないのかもしれない。

同メディアはセルティックで古橋が活躍したとしても、シャツが日本で飛ぶように売れることはないのではと見ている。それだけ日本人選手の欧州での活躍が日常のものになったということなのだろう。

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