次々と出てくるマンCの若手たち マカティは“NEXTフォーデン”となれるか

2点目をアシストし存在感を放ったマカティ photo/Getty Images

近い将来のトップチーム入りはあるか

他クラブがプレシーズンマッチで21-22シーズンに備える中、プレミア王者であるマンチェスター・シティがようやく新シーズンに向けてスタートを切った。EURO2020やコパ・アメリカの影響もあり、トップチームのメンバーは少ないが、先日実質2部であるチャンピオンシップのプレストン・ノースエンドとのプレシーズンマッチを行った。

前述した通りトップチームの選手は少なく、国際大会に参加していなメンバーやユース年代の選手が主軸となった。その中でも一際目立つ存在感を放ったのは、MFジェイムズ・マカティだ。

18歳のマカティは既にU-23のチームで活動しており、昨季は22試合に出場し、7ゴール12アシストと素晴らしい成績を残している。

主戦場は主にインサイドハーフであり、バイタルエリアから好機を演出できる選手だ。前述したプレシーズンマッチでは後半から出場しており、2点目となったサミュエル・エドジーのゴールをアシストしている。その際も巧みなファーストタッチで相手をかわすとフリーな味方を見つけ、完璧なラストパスを供給している。

そのシーン以外でも後方からの楔をうまく受け攻撃に転換するなど、攻守のつなぎ目のような役割を果たしつつ、緩急やボールの置き所で相手をかわす仕草から次のフィル・フォーデンともいわれている。また、守備での強度が高く、献身的にプレイできるところも評価が高い。

21-22シーズンではリアム・デラップらがトップチームの入りを明言されているが、このマカティもいずれは、デラップらと共に上に行く存在であると言える。

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