フランス戦は勝つだけではダメ? メダルを狙うなら必要となる短期決戦での戦い方

選手のコンディション管理が重要となる photo/Getty images

森保一監督の手腕が試されることになる

ここまでのグループステージでは南アフリカ、メキシコを破り2勝しているU-24日本代表。最終節はフランス戦となっているが、決勝トーナメントへ進める可能性はかなり高い。となれば、この先を見据える戦い方が必要になる。

具体的に言えば、選手の疲労を考えなければならない。特にボランチの2人だ。

遠藤航、田中碧のダブルボランチはここまでの2試合で先発フル出場を果たし、素晴らしい働きを見せてきた。もちろん、前線の久保建英や堂安律らが攻撃で良さを見せたことが勝ちに繋がっているが、遠藤、田中の出足の早いプレス、配球、飛び出しはチーム全体を活性化しており、強い日本代表を作っていると言える。

そんな彼らを決勝まで起用するとなると、どこかで休ませる必要がある。それができるのが最終節のフランス戦だろう。この試合は勝ちか引き分けであれば、決勝トーナメントへ進むことができ、ここまでの2試合と比べると比較的プレッシャーは少ない。

代役となるのは板倉滉と中山雄太か。前述した2人も遠藤、田中と同様にここまで先発しているが、左サイドバックには旗手怜央が、センターバックには町田浩樹や瀬古歩夢が控えており、ここで彼らに頼ってみるのもありだ。

遠藤、田中のダブルボランチをまとめて代えるのは、チームが崩れる可能性があるため難しいが、板倉や中山ならボランチのプレイ経験があり、守備力も信頼できる。フランス戦で前述した2人とフル出場している選手を休ませられるかが、グループステージ最終節の重要なカギとなりそうだ。

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