杉本健勇のレンタル移籍は復活の糸口に? 実績十分な横浜FMに期待すべきポイント

決定機には何度も絡むものの今季通算4得点の杉本 photo/Getty Images

浦和レッズからのレンタルが決まった杉本

浦和レッズは杉本健勇の横浜F・マリノスへの期限付き移籍を発表。期限はシーズン終了までで、浦和との対戦では出場することができない。

大分トリニータ戦では、キャスパー・ユンカーとの2トップで良いコンビネーションを見せていた杉本だが、浦和ではなく横浜FMが後半戦を戦うクラブとなった。

浦和側の狙いとしては近年の横浜FMにある“再生術”に期待しているのではないか。代表例として挙げられるのが、名古屋グランパスのマテウスだ。マテウスは2019年に大宮アルディージャから名古屋へ加入。出場機会に恵まれずにいると、同年夏に横浜FMへと移籍を果たす。11試合1得点とチームのリーグ優勝に貢献すると翌年には名古屋へ復帰し、9ゴール8アシストを記録した。今季も21試合6得点とチームトップの成績を残している。
また柏レイソルでは活躍できなかったジュニオール・サントスも昨夏に横浜FMへと加入し、13ゴールを挙げてチームのトップスコアラーとなった。浦和は杉本に横浜FMで得点を量産し、復帰後に再び戦力として活躍することを期待しているのかもしれない。

今季はJ1で15試合2ゴールに終わっているものの、VARで取り消しとなった開幕戦での幻のゴールなど決定機に絡む場面は非常に多い。新天地で決定力を高めることができれば、浦和でもストライカーとしてさらなる活躍ができるかもしれない。過去には1シーズンで22ゴールを奪ったFWは、横浜FMで復活することができるのだろうか。

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